先日投稿のダブルスに続いてシングルスの報告をします。
●第2日(シングルス・ベスト32まで)
春高は10名出場です。4回戦まで15ポイント制で行われます。
【1回戦】
水田、田坂 ともに 2-0 で勝利。
【2回戦】
栗原、根本、安藤、城、岡田 5名とも 2-0 の勝利。
葭葉 2-1 金子(越谷南) 葭葉君はダブルスに比べて練習が足りなかったという思いがあり、試合後勝ったものの少々不安を口にしていました。
田坂 0-2 小倉(久喜北陽) 水田 0-2 髙橋(草加東) 3年生の田坂君、水田君の相手はそれぞれシード選手。厳しい戦いとなりましたが、落ち着きを持ちながら立ち向かっていたと思います。15点ゲームなので、10点前後から流れ一つで耐えられそうな場面もありましたが、最後までよくファイトしました!
忍田 1-2 杉村(花咲徳栄) ファイナルゲームは中盤点差をつけて最終盤に持ち込んだのですが、相手も一気に追いついて逆転されてしまいました。悔しい敗戦でした。
金 0-2 太田(久喜北陽) 攻撃力や配球センス等の持ち味をラリーでどう生かすか、今後の成長・飛躍に期待したいですね。
【3回戦】
栗原、安藤、根本、城、岡田 5名とも2回戦同様 2-0 で勝ちました!
葭葉 1-2 柳井(久喜北陽) 今回ダブルスの順位決めに続き、久喜北陽に悔しい思いをさせられてしまいましたね。ダブルスの県大会出場が決まってますし、切り替えて最後まで突っ走ろう!
【4回戦】
栗原 2-0 渡辺(白岡) 安藤 2-0 福島(春日部東) 根本 2-0 結城(草加西)
岡田 2-0 石倉(越谷南) 城 2-1 萩原(越ヶ谷) 城君はシード選手に勝利しました。緩急を効かせたナイスプレーでした。4回戦に勝利した5名が最終日に進みました。(ベスト32到達)
●第3日(シングルス16決め〜決勝まで)
【5回戦】この試合に勝つとベスト16となり県大会の出場が決まります。ここから正規のポイントで戦います。
栗原 2-1 水野(越谷北) 栗原君の出だしは相手にリードを許しハラハラさせられますが、1ゲーム取られながらも勝利!
岡田 2-0 佐野(越谷西) ここまでの岡田君はダブルスよりも、そしていつも以上に自分の落ち着きを保ちながらプレーしていたように思います。
根本 0-2 須賀(越谷南) 根本君もねばり強かったですが、相手は今大会調子よかったようです。
安藤 0-2 福家(久喜北陽) 新人戦東部予選において、代表決定戦1ゲームマッチで勝っていた相手ですがリベンジされてしまいました。悔しいー。
城 0-2 中谷(春日部共栄) 関東大会地区予選の団体戦で栗原君も苦杯をなめた相手で実力者でした。城君も大会の中でも成長を見せてくれていました。
敗れた3人は17,18位通過を目指す代表決定戦にまわりました。1ゲーム決着を勝ち上がり3勝すればで県大会に出場できます。3人とも強い決意でこの決定戦にあたり意気込みを聞かせてくれていたのですが、残念ながら敗退となりました。




[写真]左から:①4人同時に試合(手前から栗原・安藤・城・根本) ②安藤君「よっしゃ!」 ③根本君「くそー、やられたぁー」 ④根本君のラウンド側スマッシュ
5回戦が終わって栗原君、岡田君の県大会出場は決まりました。あとは1つでも上の順位を勝ち取りたいところ。
【6回戦】勝つとベスト8となります。
岡田 2-0 小倉(久喜北陽) 岡田君はこの試合これまでの様にはある程度の余裕を持って戦ったわけでなく、激しい攻防の中で足を痛めた模様です。
栗原 0-2 塩谷(久喜北陽) 第1シードに入っていた栗原君は、残念ながら前回ベスト16の塩谷選手に負けてしまいました。順位決定戦では、越谷東の川本選手に21-15で気合の勝利。抽選の結果11位として県大会へ出場します。
【準々決勝】
岡田 2-0 須田(久喜北陽) この大会、須田選手はノーシードながら大躍進で勝ち上がってきました。団体1位の久喜北陽ですからエントリーの番手が低いだけで、実力者であることは承知の上ですが、互角の激しいラリーが続きました。所々強い気持ちで岡田君は点をもぎ取っていきます。勝負強く、時には我慢強く耐えました。
2ゲーム目の途中から苦痛に顔がゆがみ始めました。前の試合で痛めた足をかばい踏ん張りがきかなくなっていたとの事です。長いラリーが有るかと思えば、取りに行く攻撃的ショットのラリーが交錯する場面も見られながら、中盤過ぎて岡田君は足がつって動けなくなる場面が出て来て、あと2,3点だったでしょうか、動けなくなり、ギリギリの状態である事は誰の目にも明らかで、時間的にももう相手を待たせることもできない予断を許さぬところでなんとか試合を再開しました。ここを奇跡的に勝ち切って2-0で勝利。ファイナルは無理だったはずで、ここが大一番でしたね。素晴らしかったです。ベスト4進出を決めました。



[写真]左から:①栗原くんのラウンド側クリアー ②ついに勝ちきった岡田君 ③岡田くんのジャンプショット
【準決勝及び順位戦】
岡田 棄権(不戦敗)今野(久喜北陽) 岡田君は準々決勝勝利後、フロアー外のベンチで一歩も動けなくなり棄権となりました。4位通過となります。まだ県大会もあるし無理をすることはできません。死力を尽くした戦いでしたからね。実際2時間近くは動けなかったのではないでしょうか。
以上のような結果で、インハイ東部地区予選が終了しました。なかなか勝ち上がることは簡単ではありません。それぞれがよく頑張ったと思います。そしてまた、昨年夏の新人戦から見ても他校も含めランクや学校、選手個人の勢いや力が一つにとどまっているわけでもなく、チャンスが何度もあり、紙一重の勝負がいくつもありましたね。
団体戦での出場権をかけた試合等の地区での勢力争いも悔しい結果、うれしい結果がありましたし、秋の県大会から冬の東部支部大会、そして春へと各練習試合や地域の大会、個人戦、関東予選を通じて、皆の成長曲線が急上昇する時期で充実したバドミントン部活動ができたでしょうか。
さて、ダブルスは岡田・城、葭葉・忍田、安藤・根本の3組、シングルスは岡田、栗原の2名が県大会に出場することとなりました。
岡田君、城君、葭葉君、栗原君の3年生は、他の3年生の分までも一つ上の舞台で頑張ってほしいと思います。忍田君、安藤君、根本君たち2年生は、県大会の時点で自分たちの代がスタートしています。最後に先輩とともに大会で奮闘して少しでも上へ、そして大きな成長となる大会になるよう頑張ってください。
戦い終えた3年生たち、お疲れ様でした。それぞれ全力で突き進んできたことと思います。バドミントン部の活動をここで終えることとなりますが、もうしばらく残った3年生の活躍を祈っていてくださいね!
そして受験勉強等がんばりつつ、後輩たちの頑張りを見守ってくださいね。
(記・35期小高)
【小池先生から~大会を振り返って】団体戦では昨年度と同じ成績となりましたが、インハイ予選では昨年度以上の県大会出場者を出すことができました。このインハイ予選は3年生にとって最後の大会ということもあり、春高に限らず3年生の意地を随所に見せられた大会でした。春高の選手も意地と意地のぶつかり合いの末に、悔しい負けを経験した者が多かったように思います。ただその悔しさはこれまで必死に努力を重ねてきたからこそ感じられたものであり、各々の今後の人生の糧になるものと確信しています。今大会をもって引退となった3年生、並びに今後の春高バドミントン部を担っていく1,2年生の応援を、どうぞよろしくお願いいたします。


[写真]左:3年生部員たち+筆者(右上) 右:地区大会を終え約50名の部員たち(左下:小池先生)