いよいよ3年生にとっては最後の公式戦となるインターハイ予選の県大会が6月13日(金)から16日(月)まで、上尾運動公園体育館で行われました。春高からは大会2日目(6/14)の個人戦ダブルスに3組、3日目(6/15)の同シングルスに2名が出場しました。
●第2日(ダブルス)
【1回戦】
安藤(2年)・根本(2年) 2-0 浅井・野村(川口北)
葭葉(3年)・忍田(2年) 2-0 佐藤・草間(熊谷西)
岡田(3年)・城(3年) 2-0 今野・安田(西武文理)
この大会は大方の学校がそうなのですが、2年生は上級生の胸を借りられる最後のチャンスということでやる気満々。対照的に3年生は、地区大会を終えて実質的に世代替わりをしていることが多く、どうしても練習不足の感が否めません。
春高の選手たちも、2年生は元気で動きも軽快ですが、3年生は一大イベントである最後の春高祭を終えて燃え尽きている時期でもあり、前半は総じて足も体の動きも鈍く、試合展開も頼りなげでした。それでも3組ともストレート勝ちで2回戦に進みました。



[写真]ダブルス1回戦から
左:攻撃する葭葉・忍田組。後衛からスマッシュを打ち込む忍田くん
右上:インタバルで小池監督からアドバイスを受ける安藤・根本組
右下:サーブレシーブでどっしりと構える岡田・城組。手前が城くん
【2回戦】
安藤・根本 1-2 右島・菅野(鴻巣)
葭葉・忍田 0-2 齋藤・福田(栗橋北彩)
岡田・城 0-2 池田・大塚(埼玉栄)
安藤・根本組は団体ベスト8の鴻巣ペアによく健闘しました。1ゲーム目を延長ゲームの接戦で惜しくも落としましたが、2ゲーム目は逆に21―19で競り勝ってタイゲームに持ち込みました。ファイナルゲームもスタートで0-4と離されながらもよく粘って終盤で追いつきましたが、細かい技術でわずかに相手が上回り、惜しくも敗戦となりました。もう1勝していれば、新人大会は地区予選を免除されフリーパスとなるところでしたが、あと一歩届かず。残念。
葭葉・忍田組は同地区の強豪ペアに挑みましたが、相手の実力が一枚上で及ばず。
岡田・城組は8強シードの埼玉栄ペアに一矢報いようという気迫が感じられ、1回戦とは見違えるようによく打ちよく動いて、1ゲーム目は小差で食らいついていきました。2ゲーム目は序盤から相手にペースを握られ、そのまま押し切られてしまいましたが、全国トップクラスの強豪校と対戦できたことは、高校時代のよき財産となったことでしょう。





[写真]ダブルス2回戦から
左上:攻める安藤・根本組。強烈なジャンプスマッシュを放つ安藤くん
右上:競り合いの第2ゲームを勝ってガッツポーズの安藤くん(手前)と根本くん
左下:チャンスの葭葉・忍田組。葭葉くんが思い切りのよいスマッシュを打ち込む
右下:強豪ペアを相手にものおじせず攻撃する岡田・城組
右中:埼玉栄からポイントを奪い、雄叫びを上げる岡田くん(左)と城くん
●第3日(シングルス) ※この日の試合経過と寸評は小髙OB(35期)がまとめてくれました。
【1回戦】
栗原 1-2 光部(浦和北)
相手はジュニア時代から知っている後輩でしたが、攻撃的なサウスポーにやられてしまいました。もう少し大きいラリーで展開できれば勝機があったかもしれません。
【2回戦】
岡田 2-0 坂脇(所沢北)
岡田くんは2回戦からの登場。2ゲーム目は終盤で4点差をひっくり返し、23―21で逆転しての勝利でした。勝負強かったです。
【3回戦】
岡田 0-2 高野(埼玉栄)
相手は第1シードで、昨年のインターハイチャンピオン。とても名誉な対戦でした。さすがに点差は大きく離されてしまいましたが、最後まで頑張りました。


[写真]シングルスの1シーン 左:栗原くん 右:岡田くん
3年生はこれで全員が完全引退になります。2年と少しの間でしたが、お疲れ様でした。バドミントンで経験した活力をいかして、次の新しい舞台でも頑張ってください。
2年生は、いよいよ君たちが春高の看板を背負っていく番です。つねに3年生を乗り越える気概でバトンを受け継いでいってほしいと思います。
顧問の小池先生もご苦労様でした。3月までは旧3学年の担任で、受け持ちの生徒たちの進路指導と並行しながらのため、かなりの負担だったことと思います。そろそろ若手から中堅にさしかかる頃で、責任も増してきますが、くれぐれも健康には注意して指導にあたってください。
そして、保護者の皆様も毎回とても多くの方が応援に駆けつけていただきました。OB会としても感謝の念に堪えません。とくに岡田さんのご尽力により、それまでにないくらい保護者とOB会との距離が縮まって、いろいろと連携しながら活動できました。この場をお借りして深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
今後も顧問と保護者とOB会が、お互いに過度な負担にならないよう末永くバドミントン部の発展に協力していければ幸いです。また新しい一年が始まります。大人たちもリフレッシュして見守っていきましょう。